会社を経営しているのね自分。
二代目の社長なんだけどさ。
だから心の奥底で、「自分が作った会社じゃないし、社長というより管理人って感じだよなー」って思っていたんだと思うんだ。
だからなんか燃えないというか、なんというか、やらせられている感じとういうのかなー。
まぁ、とにかく自分の会社って感じがしなかったんだよね。
そんな事をいいながら、はや26年経営者やってきた。
気がつけば、父親が現役で社長をやっていた時より長い年月を自分が経営者として経営している。
この間その事実に気がついてビックリしたよ。
なんかいつまで経っても自分の事を自分で経営者として認められていなかった。
というかいつまで経っても父親から自立できていなかったんだろうね。
こんな感じかな。
自分は父親の後継者。
だから父親が作った会社を維持管理するだけ。
だから自分には最終責任はございません。
てね。
そんな感じで逃げていたのかもしれない。
そして、自分の中にあったリーダー像とかさ、働く人に対する前提とかさ色々ある訳さ無意識にね。
リーダーはカリスマ性があって、どんどんと決断を下してグイグイと人を引っ張っていかねばならぬ。
だからリーダーがする決断はいつも正しく、その決断に社員は従わなくてはならないのだ!
とね。
でもさ、その裏側にあるのって、社員は正しい判断ができないから、リーダーが正しい判断や決断をしなくてはならない。
と思っているということじゃない。
だから、自分が経営者・リーダーとしてやつらに変わって正しい判断をしなくてはならない。
そうしないと会社は正しい道に進めないのだ!
と思っていたのではないかい。
でも一つ言い訳するとさ、学校で自分の意見をいうとか、お互いの意見を聞くとかさ、うわべではいうけど、そんな事習ってきていないよね。
ていう学校ってさ、正解が絶対あってさ (問題に対する回答とか、先生や学校が正義でそれが全てただしい。だから変な校則があったりするんだろうね。)生徒には正しい判断は出来ないと決めつけているわけだもんね。
うーむむむむ。
もう完全にシステムじゃない。
人の言う事を聞くマシーン製造工場じゃない。
まぁ、それにあう人はいいわな。
ノビノビと学校を楽しめるよね。
でもさ、うちの子供は不登校気味なんだけど、社会や子供がそんなんイヤや!と論理ではなくて身体で違和感を感じ始めているじゃないかな。
なんか不登校の子供多いし。
日本を見回してみてもそうじゃない。
高度経済成長からバブル期というイケイケの時代を経てさ、いまや日本なんか後進国になっているじゃない。
経済も国民の幸せ度もなにもかにもさ。
生産性は悪いし、所得は全然あがらないどころか、税金負担や物価の上昇でどんどん下がってきているし。
一部の既得権を持っている層が得をするだけじゃない。
もう限界なんだよ。
いままで社会のあり方、やり方では。
だからうちの会社はやり方を変える事にした。
ピラミッド型のトップダウンの意思決定ではなく、自分たちのことは自分たちで決めるという組織にすることした。
どうやるのか?
それはこれから考える。
でもそう決めたのさ。
決定!
これが自分の最後のトップダウンの決定にするぞ!